ヒプノセラピストになった経緯

私は現在59才、申年の今年はなんと60歳という還暦になってしまうなんて!!

まさにunbelievableです。

 

自分が60歳になるなんて!

考えてもいなかったと言ったら変ですが、信じられないことです(笑)。

なぜなら自分の中の私の精神年齢は、たぶんまだ40歳くらい、、、

(それは言い過ぎでしょうか?苦笑)

 

でも自分自身を何歳位に感じるかって、まったく自由ですよね(^-^)

 

私が何を言いたいのかというと、やはり月並みですが、「光陰矢のごとし」ですね。

 

私より6歳年上の夫とも最近よく話すのですが、私達位の年齢になると、自分に残された人生の時間をいかに使うか、悔いのないように使おうと真剣に考える今日この頃です。

 

私がもし運良く90歳位まで元気で生きられるとしたら、これからの30年間を、本当に悔いのないように、世界に一つだけの私の花を咲かせたいな~と考えます。夫にもそうして欲しいと思うので、二人の思いを実現できるように支え合える夫婦でいたいと、お互いに感じています。

 

さて私がなぜヒプノセラピストになったのかというと、その大きなきっかけは2002年だったでしょうか、当時夫の仕事でロンドンに駐在していた時、日本人向けフリーペーパーの「前世療法します」という広告を見て、何となく注意を引かれてセッションを申し込んだことがきっかけです。

 

ビートルズで有名なアビーロード(上の写真☆)近くに住んでいらっしゃったその日本人女性のセラピストさんとの1時間程のセッションで、退行催眠がどんなものか、ヒプノセラピーとはどんなものか等のプリトークは全くなく、(私のヒプノセッションの中ではしっかりと説明しますが・笑)私も初めての体験でしたが全く不安に思うことなく、誘導されるままに退行催眠に入りました。

 

そして私の思考では、自分の前世に戻ってその時の様子を見るなんて出来るわけない、、、、、と頭で(顕在意識は)考えながらも、目を閉じて見ている心のビジョンには、しっかりと私の前世の景色がはっきりと見えたのには驚きでした!

 

そしてその光景に懐かしさを感じて、妙に納得しているもう一人の自分がいるのにも驚きでした。

 

その光景とは、その日私が見るべきだった、見る必要があった、見る準備が出来ていた私の前世の光景でした。

 

それは第一次世界大戦が終わる頃のヨーロッパの戦場でした。

大勢の戦死した兵士や負傷した兵士達が横たわる戦場の焼け野原。

看護婦でありシスターでもあった当時の私ですが、それらの傷ついた兵士達の身体も心も救うことが出来ない虚しさに、呆然と佇む無力感一杯の私、、、、。

 

この時の虚しい気持ちを、今生の私がひしひしとリアルに感じていて、長らく忘れていたことを思い出したような懐かしさを覚えました。

 

私が心の目で見た私の前世のビジョンをセラピストに説明すると、彼女は私にこう質問しました。

 

「ではその人生が終わりの時、次の人生では何をしたいと思いましたか?」

 

私の思考は瞬時に、「そんなこと、わかるわけないでしょ」と頭の中で言っていたのに、同時に私の口からは当時の私の思いがペラペラとスムーズに出てきてセラピストに伝えていました。

 

「次の人生では、神様の物差しで人を癒したいと思いました。」

 

このまったく思いがけず自分の口から出てきた言葉を聞いた時、私は妙に腑に落ちる感覚に満たされました。

 

40代半ばにして自分の人生の謎解きが出来たような、あ~私の今生の目的は、これだったよね~☆~☆というような、答えが見つかった、思い出した喜びで満たされました。

 

全く不思議な体験で、でも妙に納得できた感覚に、私はこのヒプノセラピーの凄さを感じました。

 

自分の内側深くから出てきたビジョンや思いや言葉は、とても説得力があるものだと実感したのです。

 

このロンドンでの体験で、私は自分の人生の目的を再発見することができました。

 

そしてヒプノセラピーや心理学をコツコツ学ぶことで、必要としている方々がご自分の心の声を聞くお手伝いが出来たらと思い、ヒプノセラピストになりました。

  

目には見えない心の世界に興味を持ち始めたのは、育った環境にも遠因があるのかもしれませんが、それはまた別の機会に書きたいと思います♪